根菜の保存方法と栄養(かぶ、大根、人参、ごぼう)

根を食べる野菜
「根菜」の保存方法には共通点があるので最初に紹介します。
葉がついてる場合は切り分ける
*葉がついたままだと根から水分を奪ってしまうため、葉っぱは切り分けてください。
それでは、それぞれの野菜についてご紹介します。
かぶ / ~turnip~
保存方法
かぶは袋に入れて野菜室で冷蔵してください。
切り分けた葉は湿らせたキッチンペーパーを巻き、乾燥させないようにして冷蔵しましょう。
かぶの葉はおいしいので捨てずに食べてください。
栄養
かぶ
かぶには「ビタミンC, E」「カリウム」が豊富です。カリウムには「体内の細胞や血圧を正常に保つ」働きがあります。
ビタミンの働きは↓↓の記事で紹介していますので良ければ見てください。
かぶは他にも、デンプンを分解する「ジアスターゼ」を含有しているため、消化にとても良いです。
前日に食べ過ぎて胃がもたれているときなどに消化を助けてくれます。
別名で「アミラーゼ」とも呼ばれる。唾液にも含まれる「消化酵素」で糖質を分解する。
かぶの葉
葉の部分はかぶとは異なる栄養が豊富で「緑黄色野菜」となっています。
葉に含まれる栄養は「βカロテン」「ビタミンC」「カルシウム」です。
大根 / ~japanese radish~
保存方法
大根は新聞紙で包み、冷暗所で保存して下さい。カットしてあるものはラップで包み、冷蔵保存です。
また、大根は細切りにして乾燥させ、干し大根を手作りするのもお勧めです。
大根の葉もおいしいので湿らせたキッチンペーパーを巻き、乾燥させないようにして冷蔵して下さい。
葉側:辛味が少ない 先端:辛味が強い
サラダや大根おろしなど、生食は「辛味の少ない葉側」がおすすめです。
栄養
大根もかぶと同じ「ジアスターゼ」という消化酵素を含んだ野菜です。
他にも「プロテアーゼ」というタンパク質を分解する成分が含まれています。
油っぽいメニューのときに「大根おろし」などにして付け合わせると消化によいですね。
消化酵素の摂取には「生」で食べるのが良いです。
人参 / ~carrot~
保存方法
袋に入れて野菜室で立てて保存します。
土付きの人参は新聞紙に包んで常温保存できます
栄養
人参には「カロテン」が豊富に含まれています。
ここで、緑黄色野菜に豊富な「カロテン」について少し詳しく説明します。
「カロテン」は体内でビタミンA作用をすると言われ、以下のような効果を有します。
・ 免疫力向上
・ 皮膚や粘液を正常に保つ
その他にも、がんや心疾患の予防にも効果があると言われています。
カロテンは油脂と一緒に摂ると効果的です。
ごぼう / ~edible burdock~
保存方法
土付きのごぼうは長持ちするので保存方法を覚えておくと役に立つと思います。
土付きのゴボウは新聞紙などで包み、冷暗所に立てて保存してください。洗ってあるものはラップで包み冷蔵保存してください。
切った後に酢水に漬けると黒ずみを抑制できます。
*黒ずみの原因は「ポリフェノールの酸化」です。黒ずんでも害はありません。
栄養
ごぼうには「食物繊維」が豊富です。食物繊維は「炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、無機質」に続く「第六の栄養素」と言われる程、体にとって重要です。
ごぼうに含まれる食物繊維は「イヌリン」、「セルロース」と呼ばれるものです。これらは腸内で乳酸菌の働きを助け、デトックス効果をもたらします。
腸は「第二の脳」と言われることもあり、人間の精神状況と密接な関わりがあることが分かっています。
なので、「良い気分を良い腸内環境から」ということで、身も心も内側から綺麗になりましょう。
食物繊維には糖尿病、動脈硬化など、生活習慣病の予防に効果があります。
他の野菜は↓↓から