イモの保存方法と栄養(じゃがいも、さつまいも、里芋、やまいも)

じゃがいも / ~potato~
保存方法
じゃがいもは風通しの良いところで常温保存できます。
茹でてマッシュしたものであれば冷凍保存もOKです。
*注意点:緑色になったものや芽には「ソラニン」という有害物質が含まれるため、食べるのは控えてください。ねっとり系(煮込み向き):メークイン、インカのめざめ、ニシユタカ、とうや など
ホクホク系(マッシュ向き):キタアカリ、男爵、アンデスレッド、ベニアカリ など
栄養
じゃがいもは「でんぷん」が主成分です。ご飯やパンと同じ主食になります。
栄養は「ビタミンC」「ビタミンB1」「カリウム」などが豊富です。
ビタミンの働きは少しですが↓↓の記事で紹介しています。
さつまいも / ~sweet potato~
保存方法
さつまいもは低温に弱いので新聞紙や麻袋などで包み、風通しの良いところで保存してください。
長期間保存(数か月)ができますので、旬の時期には気軽に買って良っておいて良いと思います。
そのまま蒸しても、お菓子作りに使ってもとてもおいしいです。
60℃くらいでじっくり加熱すると甘みが最大限引き出せます。
栄養
さつまいもには「食物繊維」が豊富です。さらに、切り口から出てくる白い液体は「ヤラピン」と言って、胃の粘液を保護したり、腸の働きを促進させる効果があります。
「食物繊維」と「ヤラピン」とでお腹を整えてくれる効果が2重に期待できます。他にも「カロテン」「ビタミンC」「ビタミンE」なども豊富です。
また、中身が紫の種類には「アントシアニン」も含まれています。
ねっとり系:安納芋、紅はるか、いずみイモ、アヤコマチ など
ホクホク系:紅東、高系14号、鳴門金時、五郎島金時、坂出金時 など
- ビタミンの働きは↓↓コチラ(セロリで紹介しています)
- カロテンは↓↓コチラ(人参で紹介しています)
里芋 / ~taro~
保存方法
土付きのものは新聞紙で包んで常温保存してください。
洗浄済みの場合は袋に入れて野菜室で保存してください。
栄養
里芋の「ぬめり」の正体は「ムチン」という水溶性食物繊維や「ガラクタン」という成分です。
脳細胞を活性化させる働きがありボケ防止に効果があると言われています。
他にも、動脈硬化やがん予防にも効果があるとされる優れた成分です。
胃の粘液を保護したり、タンパク質の消化吸収を促進させる働きがあります。
便秘の改善、腎臓・肝臓の健全化に効果があり、美肌にも繋がるようですよ☺
*里芋はお芋の中ではとても低カロリー。胃腸を整えて美肌にも効果があります。
お芋のカロリー[kcal/100g]
さつまいも | じゃがいも | 里芋 |
約130 | 約80 | 約50 |
やまいも / ~japanese yam~
保存方法
一本丸々の場合は新聞紙等で包み、風通しの良いところで保存下ください。
カットしてある場合は切り口にラップを巻き、冷蔵保存です。
すりおろしておけば「冷凍」もできます。
栄養
やもいものネバネバも「ムチン」(里芋で紹介しました)由来です。
また、大根やかぶで紹介した「アミラーゼ」という消化酵素も含んでいるので、とてもお腹に優しい食材です。
その他「ビタミンB群」「ビタミンC」「カリウム」「食物繊維」等が豊富で、疲労回復・滋養強壮に効果があります。
カットしたやまいもは「酢水」に漬けるときれいに白く仕上がります。
アミラーゼ(ジアスターゼ)の紹介は↓↓コチラです。
他の野菜は↓↓からご覧いただけます。