豆の保存方法と栄養(いんげん、えんどう、そら豆、グリーンピース、 大豆、小豆、枝豆、金時豆、黒豆)

目次
熟す前に食べる豆(枝豆、グリーンピース、さやいんげん、さやえんどう、そらまめ)
保存方法
熟す前に食べる豆:枝豆、グリーンピース、さやいんげん、さやえんどう、そらまめ など
これらの豆は「鮮度が命」です。味が落ちやすいので早めに使い切りましょう。
保存する場合は、茹でてから野菜室に入れて2、3日。それ以上保存する場合は、固めにゆでて冷凍保存してください。
お湯に対して1%ほどの塩を入れると鮮やかな緑色に茹であがります。
「さやごと茹でる」
・枝豆 ・さやいんげん ・さやえんどう
「中身を茹でる」
・グリーンピース ・そらまめ
枝豆 / ~green soy bean~
栄養
枝豆は、完熟させると畑の肉として知られる大豆になります。
「肉」という通り、「タンパク質」を多く含んでいます。
「枝豆」にはさらに「レシチン」や「イソフラボン」といった栄養も含まれています。
●レシチン
全ての動植物の細胞に存在している。血液中の脂質を改善し、コレステロールや中性脂肪を低下させるなどの効果あり。
●イソフラボン
抗酸化物質。肌や骨などに良い成分。
さやいんげん / ~kidney bean/snap bean~
栄養
さやいんげんには「カロテン」「アスパラギン酸」「リジン」などが含まれます。
緑黄色野菜に多く含まれる「カロテン」は免疫力を高める栄養でしたね。
「アスパラギン酸」は疲労回復に良い成分です。茎を食べる野菜の「アスパラ」でも紹介していますので良ければご覧ください。
●リジン
必須アミノ酸の1つ。不足すると成長障害などの原因に。お米や小麦には少なく、豆類に多く含まれる。
さやえんどう / ~pea~
栄養
「さやえんどう」や「そらまめ」も「カロテン」「ビタミンB群、C」「カリウム」「カルシウム」など、栄養豊富な食材です。
ビタミンについては↓↓の記事で紹介していますので良ければご覧ください。
そらまめ / ~broad bean~
栄養
栄養は上の「さやえんどう」でご紹介した通りです。
冒頭でも豆類は鮮度が命と言いましたが、そらまめは「味も栄養も収穫から3日まで」、と言われるほど鮮度が落ちやすいです。
早めに食べるか、固ゆでして冷凍保存するなど早めに調理してください。
完熟した豆(小豆、大豆、黒豆、金時豆)
保存方法
密閉容器に入れて、湿気を防げばOKです。軽く1年程は持ちます。
しかし、1年以上経つと皮が固くなり、茹でても柔らくならないことがあるので注意して下さい。
完熟した豆は「浸水させる」・「30分から1時間茹でる」など調理に時間がかかります。
おすすめは「圧力鍋」での調理です。
一晩浸水させた豆を圧力鍋に入れ、5分~10分加圧すると柔らかく煮あがります。
小豆 / ~adzuki bean~
栄養
完熟した豆も上で紹介した枝豆達と同様に「タンパク質」「食物繊維」「カルシウム」「カリウム」「ビタミンB群」などが豊富で栄養満点です。
他には「オレイン酸」や「リノール酸」といった血中脂質を改善する良質な脂肪が含まれています。
大豆 / ~soy~
栄養
大豆の栄養については、ほとんどは小豆までで紹介したものと同じです。
他に紹介したい栄養は「サポニン」という成分です。
●サポニン
抗酸化作用をもつ。血中脂質の改善、コレステロール低下などの働きがある。
サポニンを含め、豆類にはコレステロールを下げる効果があります。血中脂質を改善することで、「動脈硬化の予防」や「肝機能の向上」、「肥満改善」など、体の機能を正常にするのに役立ちます。ぜひ、毎日の食事に取り入れてみてください。
*主食を豆にし、豆乳を飲み、大豆製品をおかずにするなどの過剰摂取はやめましょう。
(過ぎたるは及ばざるが如し、です)
黒豆 / ~black soybean~
栄養
栄養に関してはほとんどネタ切れです。笑
黒豆の皮には「アントシアニン」が豊富です。
●アントシアニン
抗酸化作用をもっており、赤/青/紫色をしている。血液をサラサラにする。
金時豆 / ~red kidney bean~
栄養
いんげん豆の別名です。栄養に関してはこの記事をここまで読んで頂ければ十分だと思いますので割愛させてください。
他の野菜は↓↓からご覧いただけます。